Training 研修・教習
阪急バスは、お客様に安心・快適にバスをご利用いただくため、プロの運転士として成長できる万全の教育体制をご用意。新人運転士への教習をはじめ、若年者教習、事故惹起者に対する研修など学びの機会の創出に力を入れています。
新入社員研修
基本40日間(座学6日・実技34日間)にかけて研修を行います。具体的な内容は、「社員としての心構え、社会人としてのモラル、関係法令等に関する講義」「普通救急救命講習」「接客接遇講習」「基本操縦訓練(主に敷地内での走行訓練)」「一般道走行訓練」です。運転士研修を専任で行う担当者が丁寧に運転技術を教えますし、習熟状況により期間を延長するので未経験の方も安心してください。
営業所配属後研修
入社研修の審査に合格すると営業所へ配属。営業所配属後は、まず1~2ヵ月程度エリア内の道路などを覚えるための研修を行います。経験豊富な運転士がマンツーマンでエリア内の情報などを丁寧にレクチャー。比較的簡単な路線から運転を始めて、経験に応じて徐々に担当する路線を増やしていきます。また受講料を会社が負担するサービス介助士講習を受講して試験に合格すれば資格取得が可能です。
フォロー研修
入社後3ヵ月・6ヵ月・9ヵ月時にフォロー研修を実施。さらに、入社後1年時には外部教育機関であるクレフィール湖東・交通安全研究所での体験型研修を行います。公道で起こりうる自動車を運転する際の危険な状況を踏まえた、安全運転の基本と応用の習得を目的とする実技中心の研修です。
階層別研修
学び続ける組織を目指して、勤続年数や運転技術などに応じた研修プログラムを整えています。そのひとつが、毎月実施する面談を通して行う運転技術につながる取り組みや事例の紹介です。アイマークレコーダーでの運転技術確認や緊急時の対応訓練は2年に1回行います。60歳以降の運転士を対象に隔年で実施しているのは、視機能検査器具を用いて、動体・夜間・深視力の加齢による変化を体感したうえでの研修です。新人や後輩の育成指導を行う人へは、教え方のポイントなどを学べる研修を行います。
Support 運転へのサポート
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ICカード
90%以上のお客様がICカードを利用されており、現金の取り扱いが少ないため運賃の確認がスムーズです。
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バスロケーションシステム
運転席に設置したモニターに先の停留所が表示されており、運行経路の確認が容易です。
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新車の導入
毎年、最新の安全技術を装備したバスを数十台規模で導入。EV車に関しては既に14台を導入しています。
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バックモニター
大型車特有の運転席からの死角を極力減らす車両仕様に努めており、全車にバックモニターを完備しています。
お客様をお乗せするバス運転士になるための教習ですので、当然教習期間は大変と感じる場面は少なくないでしょう。でも、少しでも前向きに取り組んでもらえるよう、運転操作だけで一杯一杯になってしまわないよう、リラックスして、楽しい気持ちで教習を受けられる和やかな雰囲気づくりに努めています。受講生が「明日の教習、楽しみだ」そう思ってもらえると指導者冥利に尽きます。バス運転士不足が社会問題化している中で、バスがないと日常生活に支障をきたす方々のお役に立てること。これが、バス運転士にとって一番のやりがいです。ぜひ、阪急バスで味わってください。